アメリカ経済学者が語る日本経済論のYoutubeが約140万回再生された6つの理由

こんにちは!

今回は、以前、分析したPIVOTさんのYoutube「【目から鱗の日本経済論】アメリカの名門大 経営学者が語る「タイトな文化」と日本が約140万回再生(2024年5月現在)されている理由をコメントをもとにユーザー特性などの観点から分析していきます。

目次

分析方法について

AIに口コミデータを読み込ませながら、ユーザー特性などの観点から分析を進めていきました。

動画の内容とデータの参考情報

今回、分析させていただく動画、「【目から鱗の日本経済論】アメリカの名門大 経営学者が語る「タイトな文化」と日本」の内容を以下に簡単に要約しました。まだ視聴していない方は是非、もとの動画も視聴してみてください。
分析に用いたのはこちらの動画の約400件のコメントデータとなります。

要約内容
  • 🗾 長期の停滞にも関わらず、安定した社会を維持
    日本は30年以上の経済停滞期を安定した社会と清潔で安全な都市を保ちながら乗り越えた。
  • 変化の遅さとは別の意味合い
    日本の変化は遅いが、それは停滞を意味するのではなく、慎重で方法的な進行を意味する。
  • 🔍 ファクス機の使用とデジタル変革の遅延
    日本は他国よりデジタル化が遅れていたが、ファクス機の広範な使用がその象徴とされている。
  • 🌐 比較と選択の余地
    日本とアメリカの社会・経済モデルは異なり、日本は安定志向で、アメリカは競争が激しい。どちらのモデルも一長一短があり、それぞれの国の選択に基づく。
  • 🌏 日本のモデルが他国にとっての手本に
    日本の持続可能で穏やかな発展モデルが、他の国々、特にイノベーションを重視する国々にとって参考になる可能性がある。
  • 📘 文化的謙虚さと国際的な誤解
    日本の文化的謙虚さが国際的な誤解を招き、国内の実情と異なる負のイメージが形成されていることが指摘されている。

分析と考察の手順

  1. コメントデータをAIに読み込ませる。
  2. コメントデータからユーザーが持つ特性・特徴を洗い出し、リスト化する。
  3. 似たような「ユーザー特性」をグルーピングする。
  4. グルーピングした各「ユーザー特性」について、再生数に影響を与えた順番で順位をつける。
  5. 再生数に影響を与えた「ユーザー特性」の順位の理由を考察

コメントユーザー全体の特性

まずは、データから見えるユーザー全体の特性を見ていきましょう。

現代社会への関心と批判的意見
  • 現代日本社会のさまざまな側面について強い関心を持ち、特に政治、経済、文化の領域で批判的な意見を多く表明しています。
  • 政府の政策、経済の不平等、社会的な不正について具体的な問題点を指摘し、しばしば日本の伝統的価値と現代の価値観の間で生じる矛盾に焦点を当てています。
改革と革新に対する支持
  • 日本が直面している社会的および経済的課題に対処するために必要な改革や革新を支持しています。
  • 具体的な変更提案や新しい政策アイディアを積極的に支持し、新しい技術の導入や教育システムの改善、労働環境の革新など、具体的な解決策を求めています。
批判的思考と建設的提案
  • 単に意見を表明するだけでなく、批判的に問題を分析し、具体的な改善提案や解決策を提案しています。

アメリカ経済学者が語る日本経済論のYoutubeが約140万回再生された6つの理由

今回の分析では、約500件のコメントデータから、90個のユーザー特性が抽出され、それらを整理した結果、6つのユーザー特性のグループに分類することができました。
これら6つのユーザー特性のグループが動画を再生した理由や要素となり得ると考えます。

また、これら6つのユーザー特性のグループに対して、再生数に影響を与えた順番で順位付けし、1位から順番に並べました。

以下に、6つのユーザー特性のグループと、それに内包される90個のユーザー特性のをまとめましたので、クリックして見てみてください。

1.日本の良さを再認識・評価できた

多くの視聴者が日本の様々な側面について良い評価をしており、日本に対する肯定的な感情を持っています。日本の良さを再確認し、自国に誇りを持つことができたことが、高い再生回数につながったと考えられます。

ユーザー特性の一覧

  • 日本の良さを再認識できた
  • 日本に住んでいて良かったと感じている
  • 日本という国に誇りを持っている
  • 日本の安定性を評価している
  • 日本の治安の良さを感じている
  • 日本のクリーンな環境を誇りに思っている
  • 日本の水道水の質の高さを評価している
  • 日本の伝統文化を大切にしたいと考えている
  • 日本の美徳である謙虚さを評価している
  • 日本の礼儀正しさに好感を持っている
  • 日本人の勤勉さを誇りに思っている
  • 日本人の真面目な国民性を評価している
  • 日本のサービスの質の高さを感じている
  • 日本の技術力の高さを誇りに思っている
  • メイドインジャパンの品質を信頼している
  • 日本企業の真摯な姿勢を評価している
  • 日本の社会保障制度に安心感を覚えている
  • 日本の教育の質の高さを評価している
  • 日本の子供の安全が守られていると感じている
  • 日本の医療の質の高さを評価している
  • 日本の災害対策の充実さを感じている
  • 日本の社会インフラの充実さを感じている
  • 日本の公共交通機関の利便性の高さを評価している
  • 日本人の良質さを再評価するきっかけとなった
  • 草の根の日本人の力を信じたいと思っている
  • 日本の潜在力を信じている

2. 日本独自の価値観や発展の道を模索したいと考えた

視聴者は欧米の価値観に疑問を感じ、日本独自の道を模索したいと考えています。グローバリズムの中で日本のアイデンティティーを守りたいという視聴者の思いが、この動画を視聴する動機になったのではないでしょうか。

ユーザー特性の一覧

  • 欧米の価値観だけが正しいわけではないと考えている
  • 日本の社会システムを見直すきっかけになった
  • 日本のアイデンティティーを大切にしたいと感じている
  • 日本らしさを追求することの意義を感じた
  • 日本独自の発展の道を模索したいと考えている
  • 西洋化一辺倒ではない日本の在り方を評価している
  • 欧米型の経済至上主義に疑問を感じている
  • 日本の精神性が失われつつあることを危惧している
  • グローバリズムの弊害を感じている
  • 一律の価値観を押し付けられることへの違和感を覚えている
  • 日本の文化的背景を理解した上での変化を望んでいる

3. 批判的思考や多角的な視点の必要性を感じた

視聴者は物事を多角的に捉え、批判的に考える姿勢を重要視しています。メディアの報道姿勢に疑問を感じる視聴者も多く、この動画がバランスの取れた視点を提供したことが支持されたのだと思われます。

ユーザー特性の一覧

  • 前向きな議論の必要性を感じている
  • 建設的な対話を求めている
  • 日本の良さと課題をバランス良く考えたいと思っている
  • 課題先進国としての日本の可能性を感じている
  • 課題を前向きに捉え直すことで活路が開けると考えている
  • ピンチをチャンスに変える発想の転換を求めている
  • 状況を多角的に分析することの重要性を感じている
  • 物事の本質を見極める視点を磨きたいと考えている
  • ステレオタイプの見方から脱却したいと考えている
  • 既成概念にとらわれない思考を求めている
  • 様々な立場や考えを尊重したいと思っている
  • 自分とは異なる意見に耳を傾けることの大切さを感じている
  • 批判的思考の必要性を感じている
  • プロパガンダに惑わされない姿勢を大切にしたい
  • 自分の頭で考えることの重要性を再認識した
  • 思考の視野を広げるきっかけになった
  • 過度に悲観的になることの弊害を感じている
  • 常に前を向いて生きることの大切さを再確認した
  • 地に足のついた考え方を大切にしたいと感じている
  • 地道な努力を重ねることの意義を再確認した
  • 目先の利益だけでなく長期的視点で物事を捉えたいと感じた
  • 姿勢を低くして学び続けることの大切さを感じた
  • 日本の良さを次世代に引き継ぎたいと考えている
  • 日本をよりよい国にするために自分にできることを考えるようになった
  • 社会に貢献することの意義を再確認した
  • 周囲の人と協力していくことの大切さを感じた
  • 寛容な心を持つことの重要性を認識した
  • 感謝の気持ちを忘れずに生きることを大切にしたいと思った
  • 今の日本が築かれてきた歴史に感謝の念を抱いている
  • 日本のソフトパワーの可能性を感じている
  • 日本の魅力を海外に発信したいと考えている
  • 異文化コミュニケーション能力の必要性を感じた
  • 英語学習への意欲が高まった
  • グローバルに活躍できる日本人になりたいと思った
  • 国際感覚を身につけることの重要性を認識した
  • 教養を深めることの意義を再確認した
  • 偏見にとらわれず物事の本質を見抜く力を身につけたいと思った
  • 常に謙虚な姿勢を忘れずに生きていきたいと考えている

4. ゆっくりとした変化を受け入れながら、日本の未来に希望を見出したいと思った

視聴者は拙速な改革ではなく、日本の文化的背景を理解した上でゆっくりとした変化を望んでいます。また、日本の未来に希望を見出したいという前向きな姿勢も見られます。この動画がそのような視聴者の思いに共感を与えたのだと考えられます。

ユーザー特性の一覧

  • ゆっくりとした変化を受け入れる土壌が日本にはあると感じた
  • 拙速な改革よりも腰を据えた改革を望んでいる
  • 激動の時代だからこそ日本の良さを再評価したいと感じている
  • 将来への漠然とした不安を抱えている
  • 日本の未来に希望を見出したいと考えている
  • 日本をよりよい国にしていきたいと願っている
  • 日本人が団結することの大切さを感じている
  • 日本人が自信を取り戻すことを望んでいる

5. 外国人の視点を通して日本を見直すことに価値を感じた

視聴者は外国人の視点から日本を客観的に評価することに価値を感じています。内側からは気づきにくい日本の特徴を、外国人の視点から分析することに興味を持った視聴者が多かったのだと思われます。

ユーザー特性の一覧

  • 外国人の視点から日本を見直すことの重要性を感じた
  • 客観的に日本を評価する姿勢に共感を覚えた
  • 外国人から見た日本の分析に興味を持った

6. 日本の報道姿勢や自虐史観への疑問を感じた

視聴者は日本のメディアの報道姿勢に疑問を感じ、自虐史観に警鐘を鳴らしたいと考えています。この動画がそのような問題意識を持つ視聴者の共感を得たことが、再生回数の増加に寄与したのではないでしょうか。

ユーザー特性の一覧

  • 日本の報道の自虐的な姿勢に疑問を感じている
  • 日本の良さが報道で伝えられていないことを残念に思っている
  • メディアの報道姿勢に疑問を感じている
  • 自虐史観に警鐘を鳴らしたいと感じている

以上、今回は、PIVOTさんのYoutube「【目から鱗の日本経済論】アメリカの名門大 経営学者が語る「タイトな文化」と日本」が約140万回再生(2024年5月現在)されている理由をコメントをもとにユーザー特性の観点から分析してみました。

最後まで、見てくださりありがとうございました。

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この記事を書いた人

インサイトマーケティング研究所の中の人達です。
質的分析・マーケティング・Web制作・デザインなどを専門にしています。

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