新NISAプロ商品解説のYoutubeが約180万回再生された6つの理由

こんにちは!

今回は、以前、分析したPIVOTさんのYoutube「【新NISA丸わかり】プロ厳選の3商品はコレだが約180万回再生(2024年5月現在)されている理由をコメントをもとにユーザー特性などの観点から分析していきます。

目次

分析方法について

AIに口コミデータを読み込ませながら、ユーザー特性などの観点から分析を進めていきました。

動画の内容とデータの参考情報

今回、分析させていただく動画、「【新NISA丸わかり】プロ厳選の3商品はコレだ」の内容を以下に簡単に要約しました。まだ視聴していない方は是非、もとの動画も視聴してみてください。
分析に用いたのはこちらの動画の約500件以上のコメントデータとなります。

要約内容
  • 📈 S&P500と個別株の組み合わせ
    S&P500のインデックスファンドと個別株(例: Apple, Tesla)を組み合わせることについて説明しています。
    この組み合わせは、特定の企業への投資比率を調整しつつ、アメリカ市場全体への分散を意図しています。
  • 🌐 全世界株式との比較
    全世界株式との比較を通じて、SP500や全米株式インデックスとの類似点を指摘しています。
    同じような市場をカバーしているため、重複投資が発生する可能性があります。
  • 🤔 投資戦略の考慮:
    投資の目的に応じて、SP500や特定の企業株に投資するかどうかを検討する必要があります。
    分散投資の効果が低下する可能性があるため、ポートフォリオのバランスを考えることが重要です。
  • 🍱 お弁当の例え
    投資をお弁当に例え、似ている投資商品を重複して持つことの無効性を説明しています。
    シンプルな投資戦略が管理しやすく、効果的であることを強調しています。

分析と考察の手順

  1. コメントデータをAIに読み込ませる。
  2. コメントデータからユーザーが持つ特性・特徴を洗い出し、リスト化する。
  3. 似たような「ユーザー特性」をグルーピングする。
  4. グルーピングした各「ユーザー特性」について、再生数に影響を与えた順番で順位をつける。
  5. 再生数に影響を与えた「ユーザー特性」の順位の理由を考察

コメントユーザー全体の特性

まずは、データから見えるユーザー全体の特性を見ていきましょう。

自立した投資判断への意欲
  • 自分自身で投資について学び、独立した判断を下すことに価値を見出しているユーザーが多いようです。これは、コメントから見て取れる「自分なりに勉強することの重要さ」に対する言及にも表れています。
批判的思考の傾向
  • 投資関連の情報、特に手数料が高い商品やポジショントークに警戒心を持ち、批判的に受け止める意見が多く見られます。これは、投資判断を下す際に表面的な情報だけでなく、背後にある動機や利害関係を考慮していることを示しています。
投資経験の多様性
  • コメントをしているユーザーの中には、初心者から上級者まで、投資経験のレベルが幅広いことが伺えます。これは、質問の種類や投資に関する懸念の内容から明らかであり、初心者向けの情報から専門的な知識を求める声まで多岐にわたっています。

新NISAプロ商品解説のYoutubeが約180万回再生された6つの理由

今回の分析では、約500件のコメントデータから、90個のユーザー特性が抽出され、それらを整理した結果、6つのユーザー特性のグループに分類することができました。
これら6つのユーザー特性のグループが動画を再生した理由や要素となり得ると考えます。

また、これら6つのユーザー特性のグループに対して、再生数に影響を与えた順番で順位付けし、1位から順番に並べました。

以下に、6つのユーザー特性のグループと、それに内包される90個のユーザー特性のをまとめましたので、クリックして見てみてください。

1.新NISA制度への高い関心

新NISA制度の導入を控え、多くの人が制度の詳細や活用方法に強い関心を示していました。税制優遇措置による投資への関心の高まりが、動画の再生回数増加に最も大きな影響を与えたと考えられます。

ユーザー特性の一覧

  • NISA制度への関心が高い
  • 証券税制の変更を投資機会だと考えている
  • 新NISA制度の活用方法を模索している
  • 節税効果の高い商品を求めている
  • 新NISA制度に合わせたポートフォリオ見直しを検討している
  • 証券口座の使い分けに関心がある

2. 投資初心者向けのわかりやすい解説

投資への関心の高まりとともに、投資初心者の視聴者が増加していました。彼らは、投資の基本概念や注意点など、わかりやすい解説を求めていました。

ユーザー特性の一覧

  • 投資初心者が多い
  • シンプルな投資を好む
  • 長期・分散・低コストの投資を志向
  • インデックス投資を支持する声が多い
  • 少額からコツコツ投資する方針の人が多い
  • 投資信託は複雑だと感じている人が多い
  • 分散投資の意義について疑問を持っている
  • 投資の基本を重視する姿勢が見られる
  • 自衛のための知識習得の必要性を感じている
  • 金融リテラシー教育の必要性を感じている
  • 投資アドバイスに対して慎重な姿勢を持っている
  • 投資は自己責任であると認識している
  • 情報の偏りを指摘する声がある
  • 投資は早めに始めるべきだと考えている
  • 投資はギャンブルではないと認識している
  • 投資信託は換金のタイミングが難しいと感じている
  • 損をする投資家を心配する声がある

3. 老後資金や資産形成への関心の高まり

高齢化社会の進展による老後資金や資産形成への関心の高まりを背景に、投資による長期的な資産形成の方法を学びたいと考える視聴者が増加していました。新NISA制度を活用した資産形成の具体的な方法を知りたいという需要が、再生回数の増加に寄与したと推察されます。

ユーザー特性の一覧

  • 老後資金の確保に関心が高い
  • 退職金の運用方法を模索している
  • 資産形成の目標を数値で設定している
  • 節約による資産形成も重要だと考えている
  • 定期預金との比較で投資信託を検討する人もいる
  • 富裕層の資産防衛策に関心がある
  • 公的年金に不安を感じている
  • 自身の資産状況をオープンにする人もいる

4. 具体的な投資商品の紹介とポートフォリオ構築例

新NISA制度で購入する商品のアイデアを得たいと考えていた視聴者にとって、具体的な投資商品の紹介は、大きな関心事項でした。各種投資商品のメリット・デメリットの比較検討も、視聴者の需要に応えるものであり、再生回数の増加に一定の影響を与えたと考えられます。

ユーザー特性の一覧

  • S&P500とオルカンの組み合わせ投資に興味がある
  • 米国株以外の投資先にも関心がある
  • 仮想通貨投資に言及する声もある
  • 金投資に言及して欲しいと考えている
  • 高配当株投資に疑問を感じている
  • 米国債券ETFへの関心がある
  • 海外ETFの購入を検討している人もいる
  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)での運用を考えている
  • レバレッジ投資に言及する声もある
  • 日本株投資に消極的な意見が目立つ
  • 新興国投資のリスクを懸念している
  • インド株投資には慎重な意見が多い
  • 愛国心から日本株投資を行う人もいる
  • ESG投資への関心も一部である
  • キャピタルゲインを狙う投資家もいる
  • 外国株式投資では信託報酬を最重視する傾向にある
  • 投資信託の決算頻度にも注目している
  • トレンドに流されない投資を心がけている
  • 投資は趣味の範疇だと捉えている人もいる
  • 人気投資信託の実力を疑問視している
  • 特定の投資信託の実績に興味がある
  • iDeCoへの関心が一定数ある

5. 投資リスクと市場動向への関心

投資経験者を中心に、投資に付随するさまざまなリスクへの関心が高まっていました。具体的なリスク要因に関する情報提供は、こうした視聴者の需要を満たすものでした。ただし、投資リスクの詳細な分析は初心者向けではないため、再生回数全体に与える影響は相対的に限定的だったと推察されます。

ユーザー特性の一覧

  • アメリカ一極集中のリスクを懸念している
  • 為替リスクを考慮している
  • リスクとリターンのバランスを重視している
  • 相場への警戒感を持っている
  • 企業の不正会計を懸念している
  • 日本の少子高齢化を投資リスクだと捉えている
  • 大地震などの未来リスクを想定する声もある
  • アメリカと中国の覇権争いを意識している
  • 経済の先行きに不安を感じている
  • 米国の経済覇権の行方を気にかけている
  • 中長期の経済見通しを立てている
  • VIX連動投資に言及する声もある
  • 先物取引に言及する人もいる
  • 配当利回りに注目している
  • リーマンショック経験者の意見を重視している
  • 投資家同士の交流を求めている

6. ゲストへの批判と投資アドバイスへの警戒心

証券会社の営業トークやゲストの主張に懐疑的な視聴者は一定数存在し、手数料の高い商品の問題点やアクティブファンドのリスクについてのコメントを残していました。しかし、こうした批判的な視点は、投資初心者よりも経験者に多く見られる傾向があります。そのため、再生回数全体に与える影響は、他のグループと比べてやや限定的だったと考えられます。

ユーザー特性の一覧

  • 証券会社の営業トークを警戒している
  • ゲストの話を鵜呑みにしない批判的な目線を持っている
  • ゲストの利益相反を疑っている
  • 動画の内容が初心者向けではないと感じている
  • ゲストの説明に違和感を覚えている
  • ゲストの主張に反論する意見が目立つ
  • 手数料の高い商品を警戒している
  • ゲストの紹介する商品の手数料の高さを問題視している
  • アクティブファンドへの不信感がある
  • 金融機関の担当者をセールスマンだと捉えている
  • ファイナンシャルプランナーへの不信感がある
  • 銀行員の投資アドバイスへの不信感がある
  • FPの資格に疑問を呈する声がある
  • 動画の趣旨が不明確だと感じている
  • 一部の投資家に対して批判的な意見がある
  • より多角的な意見を求めている
  • 投資経験者のアドバイスを求めている
  • ポートフォリオの開示を求める声がある
  • YouTuberの意見を参考にしている
  • 人気投資家の意見に耳を傾けている

以上、今回はPIVOTさんのYoutube「【新NISA丸わかり】プロ厳選の3商品はコレだ」が約180万回再生(2024年5月現在)されている理由をコメントをもとにユーザー特性の観点から分析してみました。

最後まで、見てくださりありがとうございました。

たくさんシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

インサイトマーケティング研究所の中の人達です。
質的分析・マーケティング・Web制作・デザインなどを専門にしています。

目次